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この季節、多くの人を悩ますのが花粉症。
今年は去年に比べると多くの地域で花粉の飛散量が多くなるとの予測が発表されています。
いよいよ 花粉症の人には悩ましい季節が到来です。

花粉症は免疫機能の過剰反応

花粉症は体内に入ってきた花粉に対し抗体が過敏に反応し、花粉に対し過剰な攻撃命令が出て生じるアレルギー症状の1つです。
春先に飛散するスギの花粉がアレルギー原因の場合が多いですが、ヒノキ科、イネ科、ブタクサ、マツ、ヨモギなど、他の様々な植物によるものもあり、北海道では牧草による花粉症もあります。現在、日本では約60種類の植物による花粉症が報告されています。

【平成27年度花粉情報】 
環境省報道発表情報
※クリックで詳細がチェックできます。

 
環境省-発表情報

平成27年春のスギ・ヒノキ花粉の飛散予測量
平成27年スギ花粉前線予測
環境省花粉観測システム

 (平成27年1月29日発表情報より)

花粉症対策に必要なこと
花粉症用の薬も販売されていますが、なるべくなら薬に頼らずに症状を軽くしたいもの。
では、症状を軽くする為にはどのような事を心がけたらよいのでしょう。

代表的な花粉症の症状軽減対策
 ① 花粉が体内に入らないようマスク、メガネの装着。
※花粉症用のマスクでは花粉が約1/6、花粉症用
のメガネでは約1/4程度に減少する事が分かっ
ています。
  ② 花粉のつきにくい素材の洋服を着る。
③ 帰宅後に洗顔、手洗い、うがいをする。
④ ストレスをためない。
⑤ 睡眠不足をせず規則正しい生活をする。
⑥ 栄養バランスのよい手作りの粗食にする。
⑦ お酒の飲みすぎ、タバコの吸いすぎに注意する。
⑧ 体を冷やさず温めるよう心がける。
⑨ 腸内環境を整える。

対策としては様々ありますが、特に上記④~⑨にあるようにアレルギー体質を改善する為の生活習慣の改善が大切です。

花粉症と食生活
花粉症の患者の増加には現在の食生活・生活習慣の問題が大きく影響していると言われています。
日本人は昔からご飯、魚、野菜のほか、味噌や醤油などの発酵食品が中心の食生活を送っていました。
しかし、和食写真現在は食の欧米化が進み、肉・魚などの動物性のタンパク・脂質の摂り過ぎ、野菜不足、カロリー過多、砂糖の摂り過ぎ、インスタント食品の食べ過ぎ、保存料・防腐剤などがたくさん入った食品の摂取と問題が多くなっています。
また、大気汚染など生活環境も悪化もあり、その為、免疫力の低下や肥満、腸内環境の悪化などアレルギー症状を引き起こしやすい体質になっています。

日本人の体質には昔からの日本食が一番合っています。
花粉症で悩まれている方は体質改善のため、魚・野菜・発酵食品中心の伝統の日本食を見直してみてはいかがでしょうか。

花粉症軽減におすすめの栄養素・食品
抗酸化作用が高く、ヒスタミン(過剰に分泌されるとアレルギーの原因になる)やロイコトリエン(アレルギーの反応、炎症反応の維持に関与している)の働きを抑えてくれるといわれている食品、整腸作用、免疫力を正常化してくれると言われている食品などがおすすめです。

おすすめの栄養素・食品
はたらき
ビタミンA
(緑黄色野菜、焼き海苔、うなぎ、卵黄 等)
アレルギー疾患発症予防に有効。
ビタミンC
(いちご、キウイフルーツ、柿、グレープフルーツ、ブロッコリー、菜の花 等)
アレルギー疾患発症予防に有効。
ビタミンE
(ひまわり油、モロヘイヤ、うなぎ、かぼちゃ、ほうれん草、種実類(ナッツ類・ごま) 等)
アレルギーを引き起こす原因物質の産生を抑える。
青魚 (鯖、鰯、鯵、鰆 等) 青魚に多く含まれる脂肪酸(DHA、EPA)がアレルギーの炎症に関わる物質の産生を低下させる。
乳酸菌
(ヨーグルト、発酵食品、サプリメント 等)
整腸作用、免疫機能のバランスを整える働きがある。
根菜類 (大根・かぶ 等) 体を温め花粉症に大敵の冷えを改善。
薬味類(長ネギ、しょうが、にんにく 等) 体を温め花粉症に大敵の冷えを改善。
いも類
(さつまいも、やまのいも、じゃがいも 等)
体を温め花粉症に大敵の冷えを改善。
しそ
α―リノレン酸。必要に応じ体中でEPA、DHAに作り変えられる。他にエゴマ油、アマニ油にも多い。
わさび わさびに含まれるイソチオシアン酸アリルが花粉のアレルゲンタンパクを別物質に変化させ、花粉の抗原としての作用を消失させる。
フキ フキに含まれている栄養素『フキノール酸』『セスキテルペン酸』が抗アレルギー作用を持っている。
トマト(果皮のみ) ジュースなどに加工される加工用トマトの果皮に多く含まれるポリフェノールが、アレルギー反応を抑制。
キノコ 食物繊維のβ-グルカンは、免疫力を高める効果があり、花粉症のアレルギー症状の改善に役立つ。
牡蠣 牡蠣に含まれるグリコーゲンには自然治癒力を高める効果がある。
クレソン、玉ねぎ、リンゴ 等 フラボノイドの一種「ケルセチン」がヒスタミンの放出を抑制。
納豆 納豆菌は腸内で善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれる。免疫機能を正常に保ち、炎症を抑える働きもある。
甜茶 GOD型エラジタンニンと呼ばれるポリフェノールがヒスタミンの分泌を妨げる。
緑茶 カテキンが過剰になったヒスタミンを抑え、アレルギーを抑制。
紅富貴茶 メチル化カテキンがアレルギーを抑制。
グァバ茶(シジュウム茶) ヒスタミンの放出を抑える。葉よりも実に効果がある。

※他にもドクダミ茶、ハトムギ茶、ルイボス茶、ソバ茶、ヨモギ茶、凍頂烏龍茶、柿の葉茶、タラ葉茶、スギナ茶などある。

花粉症によい食事を1日や2日だけ心がけても即効性はないので効果は感じません。
しかし、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月と・・・毎日コツコツ続けていると何かしらの違いが出てくることでしょう。
時間はかかるかもしれませんが、体にやさしく症状を軽減し、少しでも快適なシーズンを迎えたいものです。

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