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今、雑穀が健康・美容・ダイエットの食品として注目を集めています。
そして、家庭の食卓から、コンビニエンスストア、そしてレストランなどなど、様々なところで食べられるようになりました。
しかし、なぜ雑穀に注目が集まるようになったのでしょうか。
今回は雑穀についての基礎知識をご紹介します。
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雑穀は日本人の力の源
雑穀とは、米・麦以外の粟(あわ)稗(ひえ)・蕎麦(そば)などの穀類のことで、豆類などを含める事もあります。
雑穀はつい60年ほど前まで、第2次世界大戦の頃まで長きに渡り私たち日本人の主食のひとつとして食べられてきたものなのです。
現在のように白米が中心に食べられるようになったのは第2次世界大戦後のことです。
雑穀の歴史は大変長く、弥生時代から食べられてきたといわれていますが、そのひとつ前の時代、縄文時代から雑穀を中心とする農耕が行われ、利用されてきたのではないかとも言われています。
この頃から現在に至るまで日本人の主食は時代ごとに変化を遂げてきました。
粟(あわ)・ひえ(稗)が主食の中心であった弥生時代。その後、江戸時代中期頃までは身分によって主食は異なり、貴族は白米であったのに対し、農民は雑穀が主食でした。
ようやく明治・大正時代に入り、庶民も白米を食べることができるようになりましたが、雑穀を混ぜるなどして食べており、第2次世界大戦後から白米が中心に食べられるようになったのです。

いかに雑穀の歴史が長く、私たちの生命が支えられてきたかお分かりいただけると思います。

栄養食品として新たに注目を集めています
第2次世界大戦後の私たちの食文化は大きくかわりました。
食の多様化が進み、多くの食べ物が溢れ、いつどんな時でも手に入れることができるようになり、「粗食(※)の心」を忘れてしまったのです。
※粗食とは・・・日本の伝統的和食。現代のように高脂肪食が少なく、穀物、 味噌汁、漬け物を中心に、たっぷり野菜と魚介類を使ったおかずで構成された食事のこと。粗食は生活習慣病の予防はもちろん、ダイエットにも非常に有効な食事として注目されています。

昔は今のように機械化が進んでおらず、仕事量も今では想像もつかないほど多かったと思います。しかし食料が少なかった昔の人々は、粗食であっても元気な体で頑張れたのです。それこそが「雑穀」のパワーだったのかも知れません。

雑穀と一口で言っても様々な種類があります
ここでいくつかの種類と栄養的特長をご紹介します。(いずれも同量の白米と比較した時の量になります。)

「あわ」・・・食物繊維が約7倍、鉄が約6倍
「ひえ」・・・食物繊維が約8倍、マグネシウムが約4倍
「きび」・・・食物繊維が約3倍、カルシウムが約2倍
「大麦」・・・食物繊維が約20倍、カルシウムが3~4倍
「アマランサス」・・・食物繊維が約15倍、カルシウムが約32倍


このように、白米と比較して、食物繊維やミネラルの含有量がとても多いことがわかります。これが雑穀の大変大きな特長のひとつであり、改めて見直された理由であると思います。また、形や食感なども様々で配合を変えることで、更なる特長を生み出すこともできます。

食物繊維は、私たちの食生活の中で不足しやすいといわれています。
またミネラルは、体調節機能の役割があり、浸透圧を正常に保ったり、筋肉の働きを正常に保つなど、様々な生理作用をコントロールするという重要な働きがあります。体内で作ることができないので、必要量は摂取することが大切です。 食物繊維やミネラルをしっかりと摂取することが、上手にダイエットを進めていくことや健康的な生活を送るうえでとても大切な役割を果たします。
雑穀を食べる習慣がなくなって数十年。日本人の食のルーツ「雑穀」を取り入れ、是非、食生活の見直しをしたいですね。
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