脳が覚醒している昼間は、交感神経の働きが強まるので、心臓や肺の機能が活発になり、体は活動的になる。また、食べたものを脂肪や糖分に分解する働きを促すホルモンが、朝もっとも多く分泌されるため、朝ご飯をたっぷり食べても、体脂肪にはなりにくい。
逆に脳が休息している夜間は、副交感神経の働きが強まるので、胃腸や肝臓の機能が活発になり、食べ物がどんどん消化吸収されていくのじゃ。つまり、夜は体脂肪が蓄積されやすい。
ある実験では、朝食を重くしたグループは体脂肪率が低下し、夕食を重くしたグループは体脂肪が増加した、という結果が出ている。
「夜たくさん食べると太る」というのは、サーカディアンリズムによるものだったのじゃ。
※ワンポイント:必要な栄養素と3食のバランス
朝食は、体温を上昇させるのに必要なタンパク質と、脳を働かせるのに必要な糖質をたっぷり食べよう。
配分としては、朝食4:昼食3:夕食2のバランスで。
例えば1日1600kcalの場合、朝700kcal、昼550kcal、夜350kcalのバランスが太らないのじゃ。
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