エクササイズから食事まで、ダイエットお役立ち情報

ダイエットお役立ち情報Useful

   寝不足のあなたは要注意!肥満と睡眠の関係

メタボリックシンドロームを気にされている方の中で、働き過ぎて睡眠不足になっている方はいませんか?実は睡眠と肥満には密接な関係があるのです。
しっかり働いてしっかり寝る。これが健康の第一歩です。

先日、日本の研究グループから、「睡眠5時間未満で肥満リスクが1.36倍に」という2万人以上の検診データなどをもとに解析した結果が発表されました。
また肥満以上に睡眠時間の影響を受けているものが血糖値。7年前のデータと比較し、高血糖でなかった人が新たに高血糖になったという人は、睡眠5時間以上を保持していた人を1とすると、5時間未満の人では1.27倍という結果もあり、睡眠時間もメタボリックシンドロームの危険因子の1つになっていると考えられているようです。

また別に、カナダの専門家の発表した研究結果によると、1日7~8時間の睡眠がスタイルを維持するために最も有効だということで、この睡眠時間をベースにした肥満リスクは7時間未満で27%、8時間以上では21%と、これもまた高かったそうです。

さらに、少し前ですがアメリカで18000人を対象にした調査では、平均の睡眠が7~9時間の人に比べ、4時間以下しか眠らない人はなんと73%も肥満になりやすく、5時間では50%、6時間では23%肥満リスクが高いという結果が発表されています。

この原因としては…
睡眠と食物摂取とをコントロールする体の機能の間に
関係があることがわかってきています。

例として、
1)睡眠時間の短い人は、脂肪を溜め込む作用も持ち合わせるコルチゾールの過剰分泌
2)食欲をストップさせてくれるレプチンの減少
3)摂食行動を促すグレリンの増加
4)脂肪分解作用を持つ成長ホルモンの減少
などが挙げられます。

さらに、同じアメリカの研究で1000人を対象とした試験では、5時間の睡眠の人と8時間の睡眠の人とを比べたところ、睡眠5時間の人は、レプチン量は15.5%少なく、グレリン量が14.9%も多かったのだそうです。


ある糖尿病の権威が、
「糖尿病はしっかり休養と睡眠をとってもらえればそれだけでだいぶ改善されるのだけどな。」と言っていたことを思い出します。


忙しい中でもメリハリをつけ休養、睡眠をしっかりと取りましょう。

 

ページトップへ