ダイエット博士のQ&A

ダイエット博士


最近、夏ヤセならぬ夏太りが多いようじゃ。7月8月が過ぎて皆さんの体重はどのように変化したかな。もし太ってしまったというのであれば、そのまま“食欲の秋”に突入するととても危険じゃよ。短期間で増えた脂肪は短期間で落としていかないと、どんどん体内に蓄積していくので、9月のうちに何としてでも減らしておこう。

★チェックをしてみよう★

1:

夏は暑いし、よく汗をかくので、何もしなくても痩せやすいと思っている
2: 外は暑いから体を動かすのが億劫で、用がない限り冷房のきいた部屋にこもっている

3:

夏休みは旅行に出かける
4: 夏バテしないようにスタミナのつく料理(うなぎ・焼肉・天ぷらなど)を意識して食べている

5:

さっぱりしためん類は、つい食べ過ぎてしまう。

6:

ジュースやスポーツ飲料などをガブガブ飲む

7:

他の季節に比べてアイスクリーム・シャーベット・フルーツなどの甘くて冷たいおやつをよく食べる

8:

ビールがおいしい季節なので、晩酌や飲みに行く機会が増える

9:

家事が面倒になり、つい、外食・インスタント食品・宅配ピザ・お弁当などに頼ってしまう
10: 炎天下の中、おもいきりスポーツをしたので、食欲が旺盛になりたくさん食べる


★診断結果★

0個: 文句なしの合格じゃ!逆に痩せたのでは?
1〜2個: 特に心配なしじゃ。しかし、ひとつ当てはまっても要注意。ゼロに近付けよう。
3〜5個: 太りやすい状態を自ら作っているな。何がいけないのかよく考えてみよう。
5個以上: これで太ってしまっても誰にも文句はいえないぞ。 悪いクセを見直して太らない生活習慣に変えていこう。

さて、結果はいかがだったかな。なんとチェック項目は全て“太る原因”なのじゃ。どのようにすれば太らずに済むか、チェックごとに解説していくぞ。診断結果が悪かった人は、解説を読んで考え方を変えてみよう。普段の生活にも応用できるので、自分の行動を反省して食欲の秋に備えよう。

1:夏は暑いし、よく汗をかくので、何もしなくても痩せやすいと思っている
これは考え方からして間違っているな。「暑いし、よく汗をかく」から痩せるということはありえない。
→8月のダイエット博士参照

2:外は暑いから体を動かすのが億劫で、用がない限り冷房のきいた部屋にこもっている
つまり運動不足じゃ。「体を全然動かさないのに食べる量は変わらない」ということであれば摂取エネルギーの過剰でどんどん太るぞ。
「ゴロゴロしながらおやつを食べている」「昼寝ばかりしている」というのも×

3:夏休みは旅行に出かける
一見太る原因とは思えない項目じゃ。
しかし旅先では…、「電車でしか食べられない駅弁」「ホテルでの豪華なフルコース&バイキング」 「お風呂あがりのビールやアイスクリーム」「旅行先の有名な美味しいお店」 「地域限定!○○ソフトクリームや名物料理」など、おいしい誘惑が数えきれないほどじゃ。 おまけに「旅行だから」とつい、いつもより食べ過ぎてしまうのでは?
おやつや買い食いは控えめに、夕食は洋食やバイキングより和食で、というように考えながら食べよう。

4:夏バテしないようにスタミナのつく料理(うなぎ・焼肉・天ぷらなど)を意識して食べている
夏バテをしないように、高カロリーで高脂肪の食事を摂るのは×
野菜やタンパク質をバランス良く摂ることが大事。
夏バテの原因は、屋内と屋外の気温差や睡眠不足による疲労などじゃ。 屋内は冷房が効きすぎているので、上着や膝掛けで体の冷えを防止しよう。
また、熱帯夜の寝苦しさから起こる睡眠不足は、あらかじめ部屋を涼しくし、 タイマーをセットしてから寝るとよいぞ。

5:さっぱりしためん類は、つい食べ過ぎてしまう
6:ジュースやスポーツ飲料などをガブガブ飲む
7:他の季節に比べてアイスクリーム・シャーベット・フルーツなどの甘くて冷たいおやつをよく食べる
8:ビールがおいしい季節なので、晩酌や飲みに行く機会が増える
チェック5は、「夏バテ気味で食欲がないからそうめんを」と言いつつも、味がさっぱりしていて喉越しがよく、結果的にいつもより食べ過ぎてカロリーオーバーというケースじゃ。
また、暑さで喉が渇き冷たいものが欲しくなるのは自然だが、チェック6・7・8のようなもので満たしてしまってはダイエッター失格じゃ。
特に8は、お酒だけでなくおつまみもからんでくるので余計に摂取エネルギーが増えてしまうぞ。
ダイエット中は基本的に無糖を心掛け、お茶で我慢じゃ。しかし、冷たいお茶の飲み過ぎは、胃腸を弱める上冷えにもつながるので、出来れば温かいお茶の方がおすすめじゃ。フルーツは脂肪分が少ないが糖分はたっぷり。食べ過ぎるとよくないぞ。

9:家事が面倒になり、つい、外食・インスタント食品・宅配ピザ・お弁当などに頼ってしまう
高カロリー・高脂肪・高塩分の代表格メニューじゃ。栄養バランスも悪い。
健康を考えたら、ダイエットをしていない人でも控えるようにしたいものじゃ。

10:炎天下の中、おもいきりスポーツをしたので、食欲が旺盛になりたくさん食べる
確かに海水浴やハイキング、テニスなどを存分に楽しんだ後は、いつもよりお腹が空くかもしれない。 だが、ここで食べ過ぎてしまっては、せっかく体を動かしたのに台無しじゃ。
水分補給はカロリーと糖分の高いスポーツ飲料やジュースよりお茶で。お腹いっぱい食べたいなら野菜が多いメニューにしよう。
適度なタンパク質(卵・豆腐・魚介類・脂身なしの肉)を摂ることも忘れずに。
ここで、チェック5や9のような重い料理をもりもり食べてしまうと、「あれだけ動いたのに、なんで太るの?」という結果になるぞ。


夏の間に「少し増えたかな?」と感じた人は、解決策を読んで今から実行しよう。
残暑が和らげば食欲の秋は目前。食欲の秋が過ぎたらやせにくい季節の冬もすぐじゃ。
秋と冬に備えて太りにくくやせやすい生活を身につけよう。


●解決策その1:運動をしよう
9月は残暑が厳しく日差しが強い傾向にあるので、早朝や夕方・夜の 比較的過ごしやすい時間にウォーキングをしよう。 30分以上、出来れば1時間以上がおすすめじゃ。
また、ダンベル体操をすると体がポカポカし代謝が上がる。 起床後か就寝前に行うのがベスト。
10月になると凌ぎやすい気温になり、スポーツを存分に楽しむことができるぞ。穏やかな日差しの中、秋のハイキングを楽しみながらダイエットというのも素敵じゃよ。 こんな時は日帰りで、緑の豊かな場所に出掛けて景色を楽しもう。ダイエットに大敵なストレス解消にも効果的じゃ。

●解決策その2:もちろんバランスの良い食事
低カロリー・高タンパク・低脂肪・高繊維がキーワードじゃ。

1) 野菜、海藻、キノコ類:低カロリー・高繊維だけでなくビタミン、ミネラルも豊富。たっぷり食べよう。
2) 大豆・大豆製品、魚、肉、卵:いちばんのおすすめは豆腐、納豆。卵は1日1個まで。
肉は脂身や皮なし、ひき肉も脂身なしでひく。
3) 主食:ごはんはおかわりしない。かるく1膳。

★量の目安は “野菜2:タンパク質源1:主食1” 特に秋は“収穫の秋”といわれるほど、野菜がたくさんとれるぞ。キノコ料理は低カロリー。かぶや南瓜は煮物に。れんこんやごぼうで料理にボリュームを持たせて。野菜たっぷりのおかずをメインにすれば、怖いもの知らずじゃ。

●解決策その3:太った分を落とすまで間食を断つ
我慢できない時はフルーツやヨーグルトで。食べ過ぎには注意!
ドラッグストアなどで市販されているこんにゃくチップ(フルーツ味)もおすすめじゃよ。旬の食材、栗を使ったモンブランは我慢。そのかわり甘栗を食べよう。こうすれば、秋の味覚を楽しむことができるので少しは満足じゃよ。しかし、食べ過ぎには注意じゃ。

●解決策その4:水分補給はお茶か水
清涼飲料水、ダイエットコーラ、ジュース類は我慢じゃ。 コーヒーや紅茶は砂糖なしで。
温かい飲み物は体の代謝をよくするので、冷たい飲み物から切り替えるとよいぞ。 温かいお茶は胃腸にもやさしいのじゃ。

●解決策その5:規則正しい食習慣を
3度の食事以外は食べないようにする。 
特に夕食は時間が不規則になりがちなので、なるべく20時以前に食べるようにする。 もしくは就寝する3時間前には物を食べないように気を付けよう。

●解決策その6:食欲に負けない
お腹が空いていなくても食べたいから食べてしまう、という時はないかな。
これはウソの食欲じゃ。こんな食欲に勝つために2001年9月のダイエット博士 を参照して賢くダイエットをしよう。




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